DTM初心者のための有料ソフトウェア音源を販売する有名デベロッパーのまとめ

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DTMを始めた当初って、デベロッパーやベンダー(音源開発者)の知識が全くなくて、どうやって探せばいいかもわからず苦労しますよね。

私も実際に色々調べていくうちに少しづつわかるようになってきましたが、同じようにこれから有料音源に手を出してみようかな、という方のために、ソフトウェア音源を主に制作しているデベロッパーをまとめてみました。

掲載数が多くなってきたため記事を二つに分割して、こちらでは度々話題にあがる著名なデベロッパーを挙げていこうと思います。

簡潔な説明を付けましたが、詳細なレビューなんかはご自身で色々と確認してみてください。(説明にはやや主観が入ってますのでご了承を。)

*以下のサードパーティ製音源の多くはNative Instruments社のKontakt上で動作するものが多いので、お持ちでない方はご注意ください。

定番のデベロッパー一覧

  • Audio Thing – 細々とした単一音源が多く、特にトイ系の可愛らしいものが豊富。
  • Air Music Technology – Pro Tools付属のソフトシンセ、Xpand!2を始めとする音源を扱う。
  • Amplesound – ギター音源に特化しているデベロッパー。
  • AMG-Software – Kick-Ass Brass!というブラス専用音源が有名。
  • Acoustic samples – ギター、鍵盤、ドラムというオーソドックスなラインナップ。ギターに関して名前を聞くことが多い印象。
  • Aria Sounds – オケ系や民族楽器などがあります。
  • Best Service – 小売店としての方が有名ですが、自身もEra MedievalやOrchestral Collectionなどを制作しています。
  • Big Fish Audio – リテイラーとして有名ですが、デベロッパーとしては60~70年代の音を再現したVintage Brass/Stringsや、実験的なZodiacなどで知られます。
  • Bela D Media – ボーカル/ボイス音源オンリーのデベロッパー。
  • Bolder Sounds – バンジョーやマンドリン、ハーモニウムなどの民族楽器が多め。メキシコの楽器、ギタロンがあるのは珍しいですね。
  • Chocolate Audio – 鍵盤、ベース、ドラムを扱う。
  • CINEMATIQUE INSTRUMENTS – カンテレやプサルタリーなどの民族弦楽器、マレット系が多いです。
  • DREAM AUDIO TOOLS – ピアノ音源のDream Keyを筆頭に、ギターやパーカッションなどが揃っている。
  • e-instruments – NI社のKOMPLETEを持っている方にはお馴染みのSession Strings、Session Hornsなんかを送り出しているデベロッパー。単品で買うよりかはKOMPLETE収録のものを使う人がほとんどな気がします。
  • Fluffy Audio – アライグマ(タヌキ?)が可愛らしいデベロッパー。ソロストリングスや木管に加え、ディジュリドゥがあるのが珍しいです。
  • FXpansion – BFD3で名を知られるデベロッパー。とことんリアリティを追求したサウンドが特徴。
  • Heavyocity – KOMPLETEにも含まれているEvolveやDamageを製作しているデベロッパー。
  • Ilya Efimov – 良質なギター音源で有名なロシア発のデベロッパー。ギターの他、ロシアの民族楽器があるのも特徴的です。
  • IK Multimedia – 有名な製品で言えば総合音源のSampleTank、ミキシング/マスタリングツールのT-RackS、アンプシミュのAmplitube、オケ音源のMiroslav Philharmonik 2など。
  • IMPACT SOUNDWORKS – オーケストラ楽器からギター、民族楽器まで一通りはあります。KOTO NATIONはよく名前を聞くかも。
  • Imperfect Samples – ピアノ音源を扱うデベロッパー。その名の通り、完全に狂いもないほど正確なMIDIっぽさを嫌って、あえて微妙な不完全さを残すというポリシーらしいです。
  • Junk Spider – 日本の方が開発をされている国産のデベロッパー。現在はギター音源を販売しています。
  • MOTU – DAWのDigital Performerを販売することで知られていますが、総合民族音源のEthno Instrumentを制作しているのもここです。
  • Badcat Samples – ミニ鍵盤やオルゴールなど小品が幾つかあります。
  • MusicLab – RealGuitarなどのギター音源を中心に扱っているデベロッパー。
  • Native Instruments – 今更説明する必要もない位の超大手デベロッパー。KOMPLETEは一家に一台と言える程必須の音源です。多くのサードパーティー製音源を動かすためのプレイヤーであるKontaktや、定番シンセのMassive、FM8なんかもここの製品ですね。
  • Orange Tree Samples – ギター音源の質に定評があるデベロッパー。
  • Premier Sound Factory – エレピやウッドベースなど、クオリティの高い音源が揃ってます
  • Precisionsound – 民族楽器が豊富で、サルモディコンやカンテレなどあまり有名でない楽器も扱ってます。サイトの読み込みが遅くて若干イライラします 笑
  • Prominy Sound Solution – メタル向けギター音源のV-METALなどのギター音源を販売するデベロッパー。
  • Spectrasonics – ベース音源のTrillian、シンセのOmnisphere、リズム音源のStylusなどを抱える有名デベロッパー。
  • Pettinhouse – DirectGuitarを始めとして、ギターに特化しています。
  • Modartt – 高品位のピアノ音源、Pianoteqが有名。ピアノ以外にも鍵盤楽器やマレット系の音源なども。
  • Rattely And Raw – レトロ志向な音源が多いデベロッパー。顔が動くフリーのコンガ音源を配布してたりもします。
  • Realitone – バンジョーや口笛、アコギなどを取り扱ってます。バンジョーと口笛でお世話になることが多いかもしれません。
  • RHYTHMIC ROBOT AUDIO – シンセが多めですが、ハーディガーディーやピアノもあります。
  • Sonokinetic – オケフレーズ系、南米、中東辺りの民族楽器が多め。何気に民族系のボーカル音源は種類が豊富。
  • Soundiron – ブラスやピアノなど色々あり、クラシック系のコーラス/ソロボイスも豊富です。私的には一筋縄じゃいかない音源が多いと感じました。
  • Soniccouture – なにか分からないけど色々あります。スチールパンの音源があるのはちょっと気になってます。
  • SCARBEE – これもKOMPLETEに収録されているScarbee BassやVintage Keysなどで有名です。単独で購入する人は少数派でしょう。
  • Sample Logic – シネマティック、アンビエント向きの壮大な音源が多いです。
  • SONiVOX – オケ音源のOrchestral Companionを筆頭にアコギやドラムなど、$20-$50位のものが多い。
  • Steinberg – 言わずと知れたCubaseやVST規格の生みの親。音源は総合音源のHALionやシンセ系などが有名。
  • Toontrack – EZdrummer及びその上位版のSuperior Drummerを扱ってます。
  • Taleweaver Orchestra – 目ぼしいものではハーディ・ガーディやプサルタリー、グロッケンシュピールなんかがあります。
  • UVI – 近年はFalconやOrchestral Suiteで有名なデベロッパー。Digital Synsationsはちょくちょく無料で配布されています。
  • Vir2 – 最上とも言われるギター音源、Acou6ticsやAcoustic Legends HDで有名なデベロッパー。
  • Versilian Studios – マレット系や撥弦楽器が主です。最近になって総合オケ音源が登場したみたいです。
  • Wavesfactory – Fazioliをサンプリングしたピアノ音源、Mercuryを始め、高品質な製品が揃ってます。
  • XLN Audio – Addictive Drumsが有名。
  • 8dio – とりあえず製品数が半端なく多いです。ギターやパーカッション等もありますが、個人的にオーケストラ系のイメージがあるのでこちらに入れときました。
  • Audiobro – 弦楽器のLASSで名の知れたデベロッパー。音はドライ気味の収録ですが、癖が強くてピッチも不安定ということから人によって評価が分かれています。最近はLASSの他に打楽器ライブラリーも出たみたい。
  • Auddict – 木管ソロや金管楽器など。
  • Chris Hein – 金管楽器の印象が強かったんですが、最近になって木管楽器やら弦楽器やらも出してきている有名デベロッパー。
  • Cinematic Strings – 2016年現在で弦楽器音源のCinematic Strings 2のみを販売しています。奏法はありふれたもののみですが、音色がとにかく美しいです。
  • Cinematic Studio Series – 上述のCinematic Stringsと同じデベロッパーですが、こちらはその別ブランドシリーズみたい(?)です。今後オケ音源を続々リリース予定とのこと。
  • Cinesamples – ストリングス、ブラス、ウィンド、パーカッションまで一通り揃っており、音質、操作性ともに良好と評判です。
  • East West – 残響音を多く含んだウェットで壮大な音色が特徴の高品質な定番オケ音源。
  • Embertone – ソロ楽器がメインでクオリティの割りに価格が手頃なのも嬉しいです。製品の名前の付け方がいちいち面白いです。オカリナやティンホイッスルなどもあります。
  • Garritan – なんとなくオーケストラ系に分類しましたが民族楽器やジャズ方面も扱ってます。オケ音源に関して言えば、音質は価格からすれば妥当ですが、リアル過ぎるのが嫌な場合には逆に良い音源です。よくHALion Symphonic Orchestraと並んでオケ音源の入門用として勧められています。
  • Kirk Hunter Studios – あまりよく知らないので何とも言えないです…。
  • Orchestral Tools – BERLINシリーズを筆頭にオーケストラ系音源を扱うデベロッパー。全ての製品というわけではないのですが、Berlin Stringsだけは各所で散々に言われていますので念のため。
  • Project SAM – SymphobiaとOrchestral Essentials(OE)の二台看板からなるデベロッパー。いずれも楽器毎のソロ音源がない代わりに、手軽にそれっぽくなるので劇伴によくお薦めされています。
  • Sample Modeling – 金管・木管楽器が主。特にサックスやトランペットの音色はリアルで、打ち込み次第では本物と聞き間違えるレベルです。
  • Synthogy – ハイクオリティなピアノ音源が欲しいならこれ買っとけば間違いないという定番中の定番音源。
  • Spitfire Audio – ALBIONやSable(室内楽向け)、Mural(3管編成)などのシリーズ製品の他、ブラスやパーカッション等も扱う高品位なオケ音源のデベロッパー。
  • Strezov Sampling – あまり良く知らないのですが、ブラスやストリングスなどのラインナップがあります。オケ系音源にしてはお値段が$100ちょっとと比較的安めです。
  • Vienna Symphonic Library – オケ音源の有名どころの一つで、ドライな音や自然なレガートで知られています。特に木管の質には定評があって愛用者も多いのですが、それっぽく聞かせるにはそれなりにコツが必要だったりもします。
  • VI Labs – Synthogyと同様、ピアノ音源に特化したデベロッパー。グランドピアノというよりかは電子ピアノっぽい響き。でもリアル。

シンセ系

シンセ系は割と疎いので、代表的なシンセの説明と併せて有名どころだけ挙げていきます。

  • KV331Audio – SynthMasterが売りのトルコのデベロッパー。初心者には取っ付きにくいけれど音作りの幅は広く音質も良いです。
  • Lennar Digital – Sylenth 1というバーチャルアナログシンセが代表。音作りの自由度は高い上に動作も軽い定番のシンセ。
  • reFx – PCM音源のNexusで有名。サンプラー寄り(ROMプラーとも)のため、手軽にカッコイイ音やフレーズが作れる一方で音作りの自由度は低いです。
  • Reveal Sound – 代表的なシンセはSPIRE。鋭い感じのサウンドが特徴的。
  • Synapse Audio Software – DUNE2が有名。煌びやかでクリアな音色が印象的。
  • u-he – DivaやHiveなどのシンセの他、Presswerkという良質なコンプを扱うことでも有名です。フリーでもTyrell N6というシンセを配布していますが、無償とは思えない程クオリティが高いです。ちなみについ最近、国内での呼称がユーヒーに決定したようです。
  • A|A|S(Applied Acoustics Systems) – 生楽器を物理演算オンリーで再現した非サンプリング音源や、アナログライクなシンセなど。しばしば名前を聞きます。
  • Arturia – 有名なフランス発デベロッパーです。ARP 2600、Jupiter 8、Minimoogなどの往年の名機を再現したシンセ音源で有名。KeylabなどのMIDI鍵盤も扱っています。
  • OUTPUT – パルスエンジンを搭載したアナログ/デジタルシンセのSIGNALや、リバースサウンドに特化したREVなどで有名。
  • Rob Papen – オランダのデベロッパー。ヨーロッパでは有名のようで、Armin Van BuurenなどのEDMプロデューサーも使用している。全部入りのeXplorerIIIが目玉。
  • Waldorf – ドイツの有名メーカー。ソフトシンセとしてはLargoやLectorなどを取り扱っています。
  • LinPlug – ドイツ発のシンセメーカー。SPECTRALを筆頭に、生楽器の音を模したシンセなども揃っています。
  • Tone2 – NemesisやElectra2、Gladiatorなど多様なシンセを揃えるドイツのメーカー。