海外で音源を売るための英文ディスクリプションの書き方【基本編】

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何だかニッチな記事ですが、英語圏で音源を販売する際の英語表現のテンプレ的なものを書いておこうかなと。

とりあえず小難しい文がなく、パズルのように組み合わせるだけでできるものを考えました。

普通に音楽的な会話をする時にも役立つので覚えておいて損はないかと思います。

文章の概要

今回は極力簡単に作るのが目的なので、

1. 一文目で雰囲気やジャンル、使用楽器などを説明。
2. 二文目でどのような利用用途に適しているかを説明

という感じでやっていこうと思います。

冒頭の文章

まずは冒頭のフレーズから考えますが、とりあえず2パターン用意してみました。

「~です。」という口調にしたければ、

This is ~ music.

「~という曲。」というのが好みであれば、

A ~ track

とします。

個人的には後者の方が好みなので、こちらを例に文章を作っていきます。

~の部分には曲調や雰囲気を表す単語が来るのですが、ここではひとまず置いておきます。

ちなみに曲とか音源という意味では主に以下の二つの単語を使います。

  • music
  • track

意味自体は通じるのでいいんですが、trackには冠詞のaが付き、musicには付かないので細かいところまで気になる方はご注意を。

使用楽器の説明

使っている楽器を説明するには以下の単語を使います。

  • with
  • featuring

「~を用いた、~を取り入れた」のような訳が自然でしょうが、要はこんな楽器使ってるんだよ!ってことです。

フィーチャリングとかはもうそのまんまなので、割かし使い易いんじゃないかと思います。

用法としては、これらの単語の後に楽器名や奏法を入れておけばそれだけでOKです。

A ~ track with spiccato strings, guitar arpeggio and melodic piano.

この二つの単語の場合、とりあえず文の後ろにつけておけばOKというのも煩わしくなくていいです。

楽器の名称や奏法の英語については、DTMをやっていれば見慣れていると思うのでここでは触れません。

*楽器に冠詞(aとかthe)は付かないの?と思った方もいると思いますが、説明が長くなるので割愛します。

曲調の説明

空白だった ~ に当たる部分を埋めて曲調や雰囲気を説明します。

これについては数が多いので一例を挙げますが、形容詞が入ると思って差し支えないです。
*念のため、形容詞は「○○い」とか「○○な」という感じの単語です。(例:楽しい、陽気な)

どんな単語が入るのかは説明しだすときりがないので、実際に英語圏のライブラリの音源を聴いてみて、自分のものと近い曲調に使われている形容詞を参考にするといいと思います。

その方が利用者の思い描く曲調とも近くなりますしね。

例としてコーポレート音楽を挙げると、以下のようなものがよく使用されています。

  • Motivational
  • Inspiring
  • Uplifting
  • Positive
  • Happy
  • Corporate

とりあえずこれらのうち幾つかを使って、先ほどまでの文章に組み込みます。

A motivational, positive, uplifting corporate track with spiccato strings, guitar arpeggio and melodic piano.

検索結果を考慮してなのか、この形容詞部分を箇条書きのように長く書く人も比較的多くいます。

その際、形容詞が少ない場合にはコンマなしでもいいですが、4つを超えるくらいからはさすがに区切った方が見やすいかと思います。

というわけでこれで一文目は出来上がりです。

音源の利用用途

ここから二文目の音源の利用用途について書いていきます。

この文章を書く際に役立つのが以下のフレーズ。

  • perfect for(~にぴったり)
  • suitable for(~に適している)
  • great for(~に良い)
  • designed for(~のために作られている)

文章の型についても以下からお好きなものを。

  • It is perfect for
  • Perfect for
  • This track is perfect for

for以下の部分には利用を想定している媒体やコンテンツが入ります。

これについてもコーポレート音楽で例を挙げますが、ジャンルによって内容は多岐に渡るので、やはり他の音源の文章を参考にするといいと思います。

  • advertising(広告)
  • slideshows(スライドショー)
  • product marketing(プロダクトマーケティング)
  • promotion videos(製品販促動画)
  • product promotion(製品のプロモーション)
  • personal projects(個人の企画/プロジェクト)
  • documentaries(ドキュメンタリー)
  • business presentations(ビジネスのプレゼンテーション)
  • media projects(メディア企画)

…うん、これ訳す必要なかったですね 笑

というわけで文章に取り入れていきます。

It is perfect for product marketing, personal projects and promotion movies.

ちなみに「どんな企画にでも合う」と言いたい場合にはanyを前に付けるだけでOKです。

It is perfect for any business projects.

完成

今までの文章を組み合わせて完成した文がこちら。

A motivational, positive, uplifting corporate track with spiccato strings, guitar arpeggio and melodic piano. It is perfect for product marketing, personal projects and promotion movies.

かなり簡易な文章ですが、逆にシンプルな説明で分かり易いともいえます。

例文のバリエーション

上述したやり方で、幾つかバリエーションを作ってみます。(音楽性と用途が噛み合わないのはご容赦を)

Optimistic, happy, bright, light music featuring ukulele, claps, synth, etc. Suitable for fashion related videos or creative footages.

ここでのfootageは「(資料)映像」の意。After Effectsを使っている方には馴染み深い単語ですね。

A powerful and triumphant track with piano arpeggio and string section. This is especially designed for time-lapse films, short films, YouTube projects.

especially(特に)で用途を強調しています。

Epic and dramatic background music perfect for trailers, teasers and other projects. This track features aggressive bass, energetic synth, orchestral strings and more.

ちょっと複雑に見えますが、用途を先に持ってきて、使用楽器を後にした文です。
perfect forなどはこのように名詞の後に置くこともできます(形容詞の後置修飾)

おまけ:超簡易版

英文の文章を考えるのに時間を使いたくないという人は、いっそ箇条書きにするのも手です。

Mood: happy, joyful, cheerful
Instruments: piano, acoustic guitar, drums, bass, synths

このような感じだと非常に分かり易くてしかも簡単なので、案外これも悪くないんじゃないかと思います。

最後に

とりあえず基本編ということで、できるだけ誰でも書けるように簡単にしてみました。

そのうちもっと詳細部分も表現できる発展編の記事も書くと思います。

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CASA
作曲経験ほぼゼロの状態から、2015年より著作権フリーBGMの製作に乗り出した駆け出しの作曲家。感性と独学での作曲で生計を立てられるのかを身をもって実践中!ブログ「またたび音楽堂」では、音楽・DTMを軸に自身が興味のあることを幅広く発信しています。 ⇒プロフィール詳細
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