SoundCloudを独自のライブラリ表示にしてくれる無料サービス、Composerlyを使用してみた。

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SoundCloudと言えば今や音楽活動には欠かせない、音楽共有サービスですよね。

私的にも利用している非常に素晴らしいサービスなのですが、デフォルトの表示形式では波形やサムネイルの割合が多く、第三者に製作楽曲の一覧を見て欲しいといった場合にはやや分かり辛い面がありました。

そんなわけであまり積極的には利用してこなかったのですが、先日、SoundCloudを独自のライブラリ風に表示してくれるサービス、Composerlyを見つけたので早速試してみました。

Composerlyとは

Composerlyはニューヨークの劇伴作家であるAlex Weinstein Music.Incが提供しているSoundCloudを基にしたサービス。

通常のSoundCloudのリスト表示は皆さんお馴染みかと思いますが、このComposerlyを利用したページはこのような感じになります。

SoundCloudのオリジナルの表示では、あくまでもユーザーの中の一人という感じがでていましたが、こちらでは一人のアーティストライブラリのような佇まいになっていますよね。

初期状態で再生ボタンが見当たらないのはちょっと不親切な気もしますが、スッキリと表示されてタグでの検索がしやすいように配慮されています。

また、こちらのサービスが著作権周りに絡むことは一切ないと明記されており、あくまでもSoundCloudに付随したサービスとなっています。

現時点での主な機能は以下の通り。

  • ユーザビリティを考慮したシンプルで軽快な動作のライブラリ表示機能
  • Dropboxを利用した手軽なダウンロード機能
  • ポップアップ表示によるストレスフリーな動画ギャラリー機能
  • Google Analyticsによるデータ統計
  • パスワードによる閲覧制限
  • カスタムドメイン・カスタムCSS

記事の執筆時点ではベータ版のため無料となっていますが、有料版の導入や機能の拡張も検討しているとのこと。

Composerlyの機能の詳細

シンプルで見やすいライブラリ表示

Composerlyが最も強調している点で、SoundCloud標準のライブラリに比べてスッキリした印象を受けます。

本家がオレンジをテーマカラーとして、波形やサムネイルの割合が大きかったのに対し、Composerlyによる表示では白を基調としたクリアな印象を受けます。

タグを意識した分かり易いフィルター形式の設計になっており、通常の検索のようにもっさりページが切り替わらないのは非常にありがたいです。

曲名の文字サイズも大きく、新着音源にはNEWの表示が付くのも地味に嬉しい点ですね。

iframeを利用した埋め込み機能も備えているため、自身のサイト等からリンクを張っておけるのも便利。

ただし、Composerly自体ではダウンロード販売等の機能は備わっていないため、この点についてはSoundCloud付属のBuyリンクによって、外部の販売サイトへ誘導する必要があります。

Dropboxを利用した手軽なダウンロード機能

ライブラリを閲覧して気になる楽曲があった場合、ボタンを押すだけで自動的にDropboxのアカウントにデータが追加されます。

開発者のアレックス氏によれば、ダウンロード形式によるファイル紛失の回避や、ファイル共有を前提としたグループ作業での効率化を図る意図で、ストリーミング再生かつ共有可能なDropboxを採用したとのこと。

ダウンロードに関しては許可するか否かは設定が可能で、パスワード入力による制限をかけることも可能です。(現時点では楽曲個別の設定は不可)

ただし、ダウンロードされるファイルは128kbpsのMP3という低音質なものであるものの、公開している状態のままの音源ですので、ウォーターマーク等を入れておかないと無償配布同然になってしまう点には注意が必要です。

軽快な動作の動画ギャラリー機能が秀逸

Composerlyでは音楽のみならず、動画をギャラリー風に表示することも可能です。

作曲家であれば音源が利用された動画、バンドマンやアーティストであればライブ動画やPVなど、動的なメディアをここで一括して管理できるのは非常にありがたいです。

こちらも音楽と同様にタグで素早くフィルターがかけられ、YouTubeなどであれば外部サイトに飛ぶことなく、ポップアップ画面で再生されるために、視聴する側としてもストレスを感じずに利用できます。

但し、海外に主軸を置いているため、niconicoなどの国内サービスではサムネイルの表示はおろか、再生すらされませんでした。

Google Analyticsによる統計やカスタム機能なども完備

上述の機能と併せて、Google Analyticによる統計を得たり、カスタムドメイン・カスタムCSSによるデザインもできるようになっています。

パスワードによる閲覧制限にも対応しており、ちょっと細かいところでは、SoundCloud本家で非公開になっている音源を、Composerly側では公開するというようなこともできます。

欠点:日本語化完全対応ではない

SoundCloudは2016年の現時点でもサービス側の表示は英語表示のみで、日本語表記には対応しておりません。

楽曲のタイトルやアカウント名など、自分で日本語入力ができる箇所以外は全て英語になるため、国内向けだと少々難ありといったところでしょうか。

SoundCloud本家が英語対応していない現時点では、Composerlyもやはり今後対応するかは微妙ですので、そういう面では国内の閲覧者には不便を強いてしまいます。

あと、これは欠点というよりかは注意事項ですが、同サービスは基本的にSoundCloudのサーバーに依存しているため、Composerly上でのタイトルやその他の変更は全てSoundCloudの方にも反映されるとのことです。

あとがき

サクッと紹介してきたComposerlyですが、上述の通り、現時点ではまだベータ版という位置づけになっています。

今後のアップデートで機能の拡張や変更などがあると思われますので、これからの動向に期待したいです。

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CASA
作曲経験ほぼゼロの状態から、2015年より著作権フリーBGMの製作に乗り出した駆け出しの作曲家。感性と独学での作曲で生計を立てられるのかを身をもって実践中!ブログ「またたび音楽堂」では、音楽・DTMを軸に自身が興味のあることを幅広く発信しています。 ⇒プロフィール詳細
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