ラテン音楽のリズムの基礎、クラーベを用いて手早くラテンテイストを取り入れる。

clave_web

クラーベは多くのラテン地域の音楽の礎とも言えるべきリズムで、日本語に訳せば「鍵」という意味になります。

ラテン音楽はもちろんですが、ジャズやJ-POPなどにも盛んに取り入れられているため、覚えておくと非常に役に立ちます。

二種類の基本的なクラーベを覚える

クラーベには幾つか種類がありますが、始めに極々基本的なソン・クラーベとルンバ・クラーベについてお話します。

ソン・クラーベ(Son Clave)

まずは以下のパターンをご覧ください。

son-clave-32

こちらは1小節内の音符の数に合わせて、3-2(スリーツー)のクラーベと呼ばれるものになります。

この小節を反対にひっくり返すと以下のようになり、3-2に対して2-3(ツースリー)のクラーベと呼ばれます。

son-clave-23

実際の楽曲の例としては、サントラですが「干物妹!うまるちゃん」のBGM「うまるの夏休み」で用いられているのが分かりやすかったです。参考(Google Play)

ルンバ・クラーベ(Rumba Clave)

クラーベ・デ・ラ・ムジカ・ポプラール(clave de la música popular)

特に決まった名前はなく、一般的にルンバ・クラーベと呼ばれているポピュラーなものです。(ここでは後述するオリジナル・ルンバに対して便宜的にこのような名称にしてあります)

リズムは以下のようソン・クラーベの3側の3つ目の音符が後ろに8分ずれます。

rumba-clave

[3-2]

[2-3]

こちらもソン・クラーベと同様に2-3と3-2のパターンがありますが、ルンバ・クラーベでは多くの場合、3-2の方が用いられます。

クラーベ・オリジナル・デ・ラ・ルンバ(Clave original de la rumba)

rumba-clave-2

日本語で情報があまりないため何と訳すのかは不明ですが、ルンバ・クラーベにはもう一つ種類があります。

こちらはルンバの中でも一番古い歴史を持ち、遅めのリズムが特徴のヤンブーというルンバで使用されます。

何か馴染み深いリズムだなーと思ったら、「いとまきのうた」の”ひいてひいて トントントン”のリズムですねこれ。

その他のクラーベ

基本的なクラーベを理解したところで、その他のクラーベも見てみます。

6/8クラーベ

68-clave

ここにきて6/8拍子でのクラーベというものが出てきます。これは主にルンバ・コロンビア(Rumba columbia)やアバクア(Abakuá)に用いられます。

6/8と聞くとポップスなどに取り入れるには使いどころが限られそうですが、以下のように6/8の2小節分には四分音符の三連符が4つ入るので、4/4シャッフルに応用することも出来ます。

clave-drums-2

6/8クラーベをベースにしたリズムを作って、それを4/4に移行してみると面白い感覚が得られるかもしれません。

ボサノバ・クラーベ

bossa-clave

[3-2]

[2-3]

ボサノバでお馴染みのこのリズムもクラーベに似ています。

ソン・クラーベの2側の2音目が8分後ろにずれていますね。

ボサノバのリズムについては別記事にてまとめたいと思っているので詳細は割愛いたします。

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CASA
作曲経験ほぼゼロの状態から、2015年より著作権フリーBGMの製作に乗り出した駆け出しの作曲家。感性と独学での作曲で生計を立てられるのかを身をもって実践中!ブログ「またたび音楽堂」では、音楽・DTMを軸に自身が興味のあることを幅広く発信しています。 ⇒プロフィール詳細
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