ノリのいいブラジルのリズム、パルチードアウトを覚えればポップスにも活かせる。

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ブラジルの音楽といえばサンバやボサノバですが、そのサンバにおいて欠かせないリズムなのがパルチードアウト(Partido Alto)。

ラテン音楽ではクラーベというリズムがありますが、ブラジルにおけるクラーベ的存在と言っても過言ではないこのパルチードアウトのリズムについて見ていきます。

基本的なリズムパターン

まずは実際にどんなリズムなのかを聴いてみましょう。

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リズムが大まかに掴めた所でもう少し詳しく見ていきます。

パルチードアウトというのはクラーベ同様、本場では2/2拍子で2小節のリズムパターンとなりますが、これは小節の前後を入れ替えることが可能です(クラーベのリズムはこちら)

最初のカホンの動画では休符が先に来るパターンでしたが、上記の動画は前半部では先程の動画とは前後を入れ替えたパターンを色々な楽器で演奏しており、後半(7:00~)からは最初の動画と同じ休符から始まるパターン説明をしています。

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実際にはブラジルでは休符から始まるものの方が一般的ですが、曲の出だしで8分(2/4記譜では16分)の休符後にいきなり音符が来るのは難しいため、それを避けて最初の1小節は以下の譜例のように四つ打ちにしたりクラーベにしたりすることも珍しくありません。

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なお、曲の途中で前後を入れ替えたい場合には、クラーベと同じく半端な小節を入れて無理やりひっくり返します(4/4であれば4/4→2/4→4/4と言った具合)。

パルチードアウトを取り入れた楽曲

実際の楽曲でこのパルチードアウトのリズムのものを聴いてみましょう。

これはパゴージ(Pagode)というサンバから派生したジャンルの曲で、サンバに比べるとゆったりとしてアットホームな場で演奏されてきたものです。

動画の曲は休符から始まる方のリズムパターンですね。

ポップスでもよく使われている

今まではパーカッションでの演奏がメインでしたが、それ以外にもドラムは勿論、ギターやピアノなんかにも応用することもできます。

上記はドラムですが、ここではハイハットが先ほど説明をした休符から始まるパターンを刻んでいますね。

もう少しスピード感のあるリズムだと使いやすそうなので以下のようなパターンも考えてみました。

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パルチードアウトの面影を残しつつ、微妙に8ビートの要素も取り入れてあります。

*タイトルに書いておいて何ですが、ドラムへの応用については近々追記いたします。

J-POPやアニソンにも用いられており、以下の動画の1曲目ではギターのリズムがパルチードアウトのリズムを刻んでいます。(Aメロが分かりやすいです)

あとがき

何だか動画に補足するだけの記事になってしまいましたね…

ともあれ、このパルチードアウトのリズムはノリもよく何かと便利ですので、サンバだけに留まらずにポップスなどにぜひ取り入れてみてください。

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CASA
作曲経験ほぼゼロの状態から、2015年より著作権フリーBGMの製作に乗り出した駆け出しの作曲家。感性と独学での作曲で生計を立てられるのかを身をもって実践中!ブログ「またたび音楽堂」では、音楽・DTMを軸に自身が興味のあることを幅広く発信しています。 ⇒プロフィール詳細
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