地味だけどさりげなく楽曲を彩る!チューブラーベルの効果的な使い方。

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あまり良く知らない楽器を学ぼうシリーズ(?)第3弾はチューブラーベルです。

名前はどこかで聞いたことがあっても、DTMなどでは実際に取り入れる人が少ない不憫な楽器だったりします…

しかし、実はさりげなく楽曲に取り入れることで色々な印象を与えることができる凄い奴だったりするので、詳しく見ていきましょう。

基本的な知識

そもそもは教会の鐘を再現した楽器で、音も何の捻りもなくまんま教会の鐘です 笑

日本ではNHKのど自慢の合否を伝える鐘と言えば十中八九理解してもらえます。

普通の楽曲だと、最近ではSEKAI NO OWARIの『炎と森のカーニバル』で使われていましたね。

音域はものによっても異なりますが概ね1オクターブちょっとで、実際に使ってみると思ったより使い勝手が良くないと感じるかもしれません。

ただ、メインで旋律を奏でるというより脇役的に楽曲を装飾する使い方が多いため、そこまで気にする必要もないかとは思います。

この楽器に関してはあまり書くこともないので、次からは具体的にチューブラーベルを使うとどういった印象を与えることができるのかについて見ていきましょう。

チューブラーベルを使うと得られる印象

西洋的な雰囲気を出す

教会というのはそもそもが西洋文化に根ざしたものですので、この音を聞けばほとんどの人は西洋的な雰囲気を感じると思います。

RPGゲームなどでは教会のある中世を舞台にしたものが多いためか、BGMなどで使われていることも多いですね。

私も以前製作したBGMで、西洋的な雰囲気を印象付けるために取り入れたことがあります。

幸せな感じを印象付けたい場合に使う

チャペル(教会)の鐘は結婚式をイメージさせるため、そこから連想して幸せな感じを印象付けたいときにも役立ちます。

この場合には西洋に限らずに現代の邦楽ポップスやロックなんかでも使うことができますね。

冬やクリスマスをイメージさせたいときに

冬や雪のイメージを得たい場合にもチューブラーベルは大活躍で、特にクリスマスに関してはスレイベルやハンドベルと合わせてかかせない存在となっています。

もはや言うまでもないくらい有名なのが山下達郎の「クリスマス・イブ」でしょう。

ちなみにゲーム音楽を手掛ける作曲家の古代祐三氏もこちらの記事でチューブラーベルを使うと否が応にもクリスマスのイメージになるとおっしゃってますね。

ゲームの戦闘BGMなど、荘厳な雰囲気を出したいとき

ゲームのバトルBGM(特にボス戦のBGMなど)でもチューブラーベルは頻繁に聞かれます。

TOSの「Beat the Angel」とかTOA「meaning of birth」などのようにイントロで鳴らして、「普通の敵とは違うんだぞ!」という感じを出してる気がします。*あくまで個人の感想です。

ですのでちょっと悪魔的で重厚かつ荘厳な感じを出したいときにも取り入れてみると良さげです。

自分なりにイメージを膨らませて使うのが一番!

上に挙げた以外にも、アーティストたちはこの音を色々な風に捉えて楽曲に取り入れています。

例えば、THE BACK HORNは『人間』という曲でチューブラーベルを使っていますが、この楽器が倍音を非常に多く含んで音程が安定せず、不協和なのを人間になぞらえて使用したとインタビューで応えています。

また、この曲のように単純にキラキラとお洒落な感じにするために使うのもアリですね。

他にもシナリオアートの『アオイコドク』ではPVの演出と相まって学校のチャイムを連想させてくれます。

チューブラーベルのVST音源

チューブラーベルの単一音源はあまり数が多くなく、VSEのようにオーケストラ音源に収録されていることも多いです。

知っている限りでチューブラーベル音源は以下になります。

あとがき

注意してみればチューブラーベルは割と色々な場面で聴くことができるので、既存の楽曲での使われ方を参考にしながら自分なりにイメージを膨らませてぜひチューブラーベルを取り入れてみてください。

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CASA
作曲経験ほぼゼロの状態から、2015年より著作権フリーBGMの製作に乗り出した駆け出しの作曲家。感性と独学での作曲で生計を立てられるのかを身をもって実践中!ブログ「またたび音楽堂」では、音楽・DTMを軸に自身が興味のあることを幅広く発信しています。 ⇒プロフィール詳細
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