南半球の島国、ニュージーランドの音楽シーンとアーティストたちをご紹介!

nz_low

英語圏でありながらその独自の音楽シーンについてはほとんど語られることのないニュージーランド(New Zealand)。

同国のヒットチャートは大半が英米などと同様の人気アーティストたちで占められていますが、地元発で草の根的に活動しているアーティストがチャート入りしていることもまた事実です。

ここではNZ発の音楽を知ってほしいという思いを込めて、NZの音楽事情や有名アーティストなんかをご紹介したいと思います。

ニュージーランドの著名アーティストと音楽事情

ニュージーランドから飛び出て世界的に名の知れたアーティストとしては、OpshopSteriogramTHE PHOENIX FOUNDATIONLordeなどがいますが、日本国内での一般的な知名度はお世辞にも高いとは言い難いです。

しかし、島国の日本が独自の音楽的発展を遂げたのと同様に、南半球の島国であるニュージーランドもまた、英語圏の音楽性を踏襲しつつ独自の特色を持った音楽を紡ぎだしています。

次からは上に挙げたグループ以外で割と名を聞くアーティストを見ていきましょう。

Broods (ブルーズ)

ジョージア・ノット(Georgia Nott)とキャレブ・ノット(Caleb Nott)から成る兄弟デュオで、神秘的でちょっと切ない感じの癒し系エレクトロポップを数多く発表しています。

南島のネルソン出身の彼らは、才能発掘型のコンペ番組、「Richmond’s Got Talent」で優勝を果たしたことで音楽プロデューサーのジョー・リトルに目をかけられ、その流れでデビューシングル『Bridges』を発表していきなりチャート8位を記録します。

このNZ出身のジョー・リトルはサム・スミスの楽曲やNZ発の人気歌手であるLordeのグラミー賞受賞シングル『Royal』を手掛けたことで有名な敏腕プロデューサーで、その話題性も相まってか彼らは翌年にはデビューアルバム『Evergreen』を発表し、念願のチャート1位を手にしました。

Midnight Youth (ミッドナイト・ユース)

2006年にオークランドで結成された四人組の正統派ロックバンド。

ワーナーミュージックと契約して発表した3rdシングル『The Letter』がチャートでTOP40入りを果たしたことにより一躍その名を知られることになり、2009年にNZ国内のラジオで最も流れた曲としても記録されることになりました。

また、オーストラリアの大御所バンドであるINXSにもその音楽性を買われてツアーのサポートをしたのは現地では有名な話です。

その他にインキュバスやOK Goなどとも競演したことがある中々の実力派バンドでしたが、2013年に2枚のアルバムだけを残して解散してしまいました。

Yumi Zouma (ユミ・ゾーマ)

来日公演も行ったことのある三人組のドリームポップバンド。

「ドリーミー・エレクトロポップ」や「ソフト・ディスコ」とも形容される夢見心地でソフトな曲調は万人受けしそうな幻想的サウンドです。

メンバー三人は皆ニュージーランド出身でこそあるものの、それぞれがニュージーランド、パリ、ニューヨークと国を隔てて作曲をしているという珍しいグループでもあります。

Like A Strom (ライク・ア・ストーム)

のどかで牧歌的なイメージのあるNZにおいて激しいハードロックサウンドを奏でるのがLike A Storm。

非常に面白いのが演奏にバリトンギターとディジュリドゥを取り入れる「ディジュリドゥ・メタル」を自称していること。

上記楽曲では2:03辺りからぐぁんうぁんとうねるように鳴ってるのが印象的ですね。

その他にも西アフリカの打楽器であるジャンベやシンセなどをハードロックと融合させている独特なバンドです。

重いのが苦手な人も必聴の王道ロックバラード「Break Free」は美メロな良曲です。

Fat Freddy’s Drop (ファット・フレディーズ・ドロップ)

耳の早い人には既にその名を知られている7人組のジャムバンド、Fat Freddy’s Drop。

ジャマイカン・ダブやメンフィス・ソウルなどを軸にレゲエ、ジャズ、R&B、テクノなど多彩なジャンルを取り込んで自分たちなりに消化したサウンドはまさに唯一無二。

メンバーは様々な民族的バックグラウンドを持っているものの、共にニュージーランドや太平洋諸島の音楽シーンに影響を受けており、それぞれの個性が合わさった緩やかで肩の力の抜けたサウンドはとても心地よく耳に入ってきます。

ライブ演奏こそが音楽の本質だと言っており、自然に湧き出る即興的な感覚を大事にしていることから、CDに収録する曲も大半はジャムセッションやライブなどで時間をかけて徐々に洗練させていっているとのことです。

最後に

ラグビー熱などもあってか以前よりは注目を浴びるようになってきたニュージーランドですが、音楽に関しては中々情報を得るのが難しく、国内で音源を入手するにはiTunesやAmazonによるデジタルダウンロードが主になってしまいます。

現状でNZの音楽について知りたい場合は、英語のサイトになりますが以下のサイトが参考になります(そのままアーティスト一覧ページに飛びます。)

MUSIC NET NZ
NEW ZEALAND MUSIC COMNMISION
amplifier

また、YouTubeでは毎年人気のアーティストが配信されているチャンネルもあるのでこちらもおすすめです。

The New Zealand Music Channel

なお、この記事ではあえて取り上げませんでしたが、ニュージーランドを含めた太平洋諸島ではパシフィック・レゲエと呼ばれる音楽も身近なものとして聴かれていますので、気になる方はこちらもチェックしてみてください。

オセアニアの心地よい風を感じてリラックス。陽気でゆる~い感じのパシフィック・レゲエをご紹介。
私の好きなジャンルの一つにパシフィック・レゲエ(またはオセアニア・レゲエ、ポリネシアン・レゲエとも)というものがあります。 レ...

The following two tabs change content below.
CASA
作曲経験ほぼゼロの状態から、2015年より著作権フリーBGMの製作に乗り出した駆け出しの作曲家。感性と独学での作曲で生計を立てられるのかを身をもって実践中!ブログ「またたび音楽堂」では、音楽・DTMを軸に自身が興味のあることを幅広く発信しています。 ⇒プロフィール詳細
スポンサーリンク
スポンサーリンク