EDMに欠かせない”シューッ”というノイズスイープをシンセなしで簡単に作る方法。

EDMを聴いていれば間違いなく耳にしたことがあるシュゥゥゥー…と鳴っている風や空気のような音。

上の楽曲でも冒頭から下降して曲中で幾度となく出てくるこの音の正体は実はノイズ。

DTMを始めた頃には名前も作り方もわからなかったこの音ですが、(ノイズ)スイープやWhooshなどと呼ばれることが多く、一般的にはシンセサイザーでホワイトノイズを生成させて作る音になります。

しかし、シンセは難しい用語や仕組みの複雑さからか敬遠している人も多いと思ったため、ここではシンセの知識がなくても手軽に誰でもできる方法を紹介していきます。

まずはノイズ音を手に入れる

他を置いてまず最初にすることがノイズ音の入手。

シンセ音源のプリセットに入っている場合もありますが、フリー素材なんかでも多くの方が公開していますので自分の好きなものを選びましょう。

また、ノイズスウィープではホワイトノイズが主流ですが、ピンクノイズや部屋のジーッという環境音、ギターを接続したときのノイズなんかでも使える場合があり、普通とは若干違う響きになります。

今回は以下のようなノイズ音(ホワイトノイズ)を用意しました。

唯一の操作はEQにオートメーションを適用させるだけ!

先ほど用意したノイズ音源に何でもいいのでEQをインサートして、オートメーションでEQの帯域を徐々に移動させるだけでノイズスイープは出来上がります。

noise_sweep_eq

ここではCubase付属のStudioEQとを使用していますが、基本的にはどんなEQでも問題ありません。

また、EQの形は上の画像のような設定のほかにも山ができるのであれば下の画像を始めとして何でも構いません。

noise_sweep_eq2

EQの周波数にオートメーションとを適用させたものが以下になります。

シンセで作る場合にはリバーブやディレイをかけることが多いので、ここでもCubase付属のRoomworksとPingPongDelayを分かりやすいように強めにかけてあります。

EQの周波数を高い方から低い方へと変化させていけば先ほどとは逆に音が下がっていくノイズスイープになります。

ただし、この方法でEQの帯域を変化させていくとノイズ感が強すぎたり、モコモコした感じがでる場合があるため、ボリュームのオートメーションを使用したり、別のEQをインサートして気になる帯域をカットしたりしてみてください。

色々なエフェクトを適用させてみる

上で紹介した方法では単調で味気がないと感じたら、ここに更にモジュレーション系のエフェクトなどをかけていくと響きに変化が生まれます。

以下に主なエフェクトをかけたスイープを載せてみましたので、実際に聴いて響きの違いを感じてみてください。

フランジャー

オートパン

リングモジュレーター

トレモロ

また、エフェクトで変化を付ける以外にも、元となる音素材自体をシーケンスやループ素材、サウンドスケープなどにしてみると、単なるノイズとは異なる面白いサウンドを得られることがありますのでこちらもお試してください。

シンセで作れるようになると幅が広がる

本来であればノイズスイープはシンセを利用した方がより柔軟な設定をすることができるため、上で紹介したものは個人的にはあまり使わない手法だったりします。

ですが、ちょっとした効果音としてワンポイントで欲しいというような場合にはシンセ音源を立ち上げるよりも負荷が少ないので、自分の状況に応じて適切な方法を選べばいいと思います。

また、冒頭の動画の曲のようにテンポに合わせてサイドチェイン的に変化させたい場合には、シンセで作った方が簡単ですので、興味のある方はこちらの動画でシンセにおけるスイープの作り方を覚えてみてください。

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CASA
作曲経験ほぼゼロの状態から、2015年より著作権フリーBGMの製作に乗り出した駆け出しの作曲家。感性と独学での作曲で生計を立てられるのかを身をもって実践中!ブログ「またたび音楽堂」では、音楽・DTMを軸に自身が興味のあることを幅広く発信しています。 ⇒プロフィール詳細
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