MIDIキーボードで音がでない・急に途切れる際の確認事項。

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DTMにはほぼ必須のMIDIキーボードですが、音がでなかったり途切れたりといった問題は割とよく聞く話です。

私自身、購入したMIDIキーボードが1ヶ月程で操作中に急に音が出なくなる症状が起きたため、気付けば半年以上も原因を探っていました。

具体的にはDAW上でVST音源を鳴らしていると、突然フッと信号の入力がなくなってしまい、そうでない場合でもDAWを立ち上げたままある程度時間が経つと反応しなくなっています。

最終的には正常に動作するようになったのですが、原因を突き止めるのがかなり面倒くさかったので、同じような人のために主な確認事項を挙げていこうと思います。

USB関連の確認事項

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MIDIキーボードはUSB接続が主流ですので、これに関連する確認事項は結構多くあります。

この項で紹介するのはMIDIキーボードというよりかはUSB接続機器全般の不調に関することになります。

USBドライバを再インストールする

鉄板というかまず最初に試してみる解決方法です。

念のためやり方を説明しますと、デバイスマネージャーからアンインストールをし、その後再度接続すればあとは自動的にドライバがインストールされます。

デバイスマネージャーの画面

上記の状態で右クリックすると”削除”や”無効”といった項目が表示されます。

USB3.0から2.0に接続する

理論的にはUSB3.0には2.0との互換性があるのですが、ものによっては正常に動作しないことがあります。

私の環境でもUSB3.0につなぐと確実にデバイスドライバのインストールに失敗するため、ドライバインストール後も念のためそのままUSB2.0で接続するようにしています。

USBの電力供給量不足を疑う

USB機器を色々とさしている場合、最大供給電力を超えて動作に不具合が起きることがあります。

特に充電器類は消費量が大きいので、これらの電力は別口で確保しましょう。

また、USB以外でもPC本体の電源も安定化のためにタコ足配線にするのはやめておいたほうが無難です。

USBハブ・延長ケーブルを使用している場合は外す

前述の項目に若干かぶりますが、延長ケーブルを使用していると抵抗などの関係で電力供給が上手くいかないことがあるようです。
当然、ケーブルが長いほど影響も大きくなりますのでなるべく使用しないほうがいいでしょう。

USBハブも同じく1デバイス辺りの供給量が減るためなるべく使用は控えましょう。

※私自身は1mの延長ケーブルを使用していますが、現在は正常に動作しています。

USBの挿す場所を色々試してみる

意外とUSBポートの位置で動作が変わることがあるみたいなので、一度全てのポートで試してみましょう。

ちなみに真偽の程は不明ですが、タワー型PCだと背面よりも前面の方が動作が良好といった話もあるようですので参考までに。

USBセレクティブサスペンドをオフにする

この機能は長時間使用されていないUSB接続機器の電源を自動的に切って節電するというものです。

理論的には再び使用し始めれば元に戻るはずなんですが、何故か認識されない現象がかなり報告されています。

電源オプションの詳細設定からオフにできますので確認してみましょう。

battery-option

また、これと合わせて上記のウィンドウからPCI Expressをオフにするのもよくある対処法です。

※電源オプションの詳細設定から、プロセッサの電源管理で最低値を100%にする方法もありますが、PC本体への影響が大きいので多くても50%程度にしたほうが無難です。

電源プランを高パフォーマンスにする

電源プランは可能な限り高パフォーマンスにしておきましょう。

省電力だとUSBに最低限の電力供給しかされずに、場合によっては正常に動作しないことがあるようです。

DAW・PC本体の確認事項

デバイスマネージャーで動作状況を確認する

やっている方も多いかとは思いますが、前提ということで紹介しておきます。

コントローラパネルからデバイスマネージャーを開き、該当する機器の動作状況を確認します。

device-Manager Work

正常であれば上記のような表示になりますが、そうでない場合にはデバイスの隣に警告マークがつきます。

デバイスマネージャーで正常動作していてDAW側で認識されていないといった場合にはDAW関連の設定を疑ったほうがいいかもしれません。
(この場合は更にVST音源をスタンドアロン版で動かしてみて、MIDI信号が反応するようであればよりDAWの問題の可能性が高まります。)

DAW側の設定を見直す

前項に続いてありがちなDAW側での設定ですが、念のため確認しましょう。

どのDAWにもデバイス管理の項目があると思いますので、まずはそこでの設定に間違いがないかや、認識されているかを確認しましょう。

私が使用しているCubaseを例にすると、デバイス設定から正常であれば以下のように表示されているはずです。

device_daw_2

該当する機器が表示され、アクティブなっていることを確認してください。

機器が表示されてオフになっている場合には「All MIDI Inputs」に含めるを×チェックしてアクティブにしましょう。

ここに機器名が表示されていない場合にはデバイスマネージャーで認識されてるかを確認しましょう。

また、DAW側の設定以外に、MIDIキーボード自体で設定が必要だったりするものもあるのでこちらも要チェックです。

DAW、MIDI鍵盤のファームウェアを最新版にする

特にDAWのバージョンが古いのに、新しめのMIDI鍵盤を使用している場合などには製品自体が対応しているかはもちろん、双方のファームウェアが最新かどうかも確認しておきましょう。

PCの電源を切って放電させる

内部回路などの帯電が原因でパソコンの動作に不具合が起きる場合がありますので放電してみましょう。

やり方は簡単で、全ての機器を外した後にコンセントを抜き、数十分ほど放置しておくだけです。

私は寝る前に抜いて朝まで放置しておきました。

これもよく聞く手段ですので、一度は試してみてもいいかもしれません。

BIOSを初期状態に戻す

CMOSクリアという方法で上記の放電と合わせて行われることが多いです。

CMOSというのはBIOSの設定情報を記録している揮発性のメモリのことで、電源供給を止めると情報は消えます(BIOSが初期状態に戻る)

通常は内蔵されているボタン電池から電力が供給されているので、それを抜く必要があるのですが、正直MIDI鍵盤の不具合でここまでやるのもどうかと思ったので私はやってません。

これに関しては色々と情報がでていますので他の手段を試してどうしても駄目だったら考慮するくらいにとどめておいたほうが無難です。

Windows Updateをしてみる

一見関係なさそうですが、DAWとかの不具合がこれで治ったという例もあるようなので一応紹介しておきます。

製品自体の故障を疑う

ここまでで治らない場合には素直に製品の故障・不良を疑いましょう。

大抵の製品は国内販売代理店が日本語でサポートを受け付けているはずですので、症状を説明して対応を仰ぎましょう。

ちなみに私の場合はImpulseでしたので、国内販売代理店のHigh Resolution社に確認してもらいましたが、正常に動作することを確認し、基盤なども異常なしとのことでした。

最後に

色々調べてみると、これら以外にOSとの相性も少なからず関係しているといった話もあるようですが、どのみち簡単にどうこうできるものでもありません。

その他に一時的に負荷のかけすぎで落ちて、その後何かしらの原因で認識されないのではないかと思い試してみたりもしましたがこれも関係なさげでした。
(重めの音源にリバーブなどを大量にかけて、多数の鍵盤を同時押しするも、パフォーマンスメーターは1/10以下。)

どうしてもUSB接続だと不具合が生じる場合には、MIDI接続にしてしまうのもひとつの手です。

最近は以下のように無線方式のMIDIキーボードもあるようですので、そちらを利用してみてもいいかもしれません。

ちなみにUSB接続だったためUSB周りの確認事項が多いですが、情報を見るのにはUSBDeviewというソフトが役立ちました。

USB関連の確認項目についてはここに載っていない情報も色々とでていますので、検索をMIDIキーボードに限定せずにUSB機器全般を対象に調べてみるといいかもしれません。


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CASA
作曲経験ほぼゼロの状態から、2015年より著作権フリーBGMの製作に乗り出した駆け出しの作曲家。感性と独学での作曲で生計を立てられるのかを身をもって実践中!ブログ「またたび音楽堂」では、音楽・DTMを軸に自身が興味のあることを幅広く発信しています。 ⇒プロフィール詳細
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