Cubase初心者によくある「音が出ない・おかしい」時の解決策。

国内のDAWソフトのシェアでは1,2を争うCubaseですが、初めて使う際には勝手がわからずに躓く人も多いかと思います。

特に「音が出ない」というのはDTMをやっていれば一度は悩まされる問題。

ここではそんなCubase初心者のために、私自身が今までに経験した「音が出ない・おかしい」といった症状について具体的に書いていこうと思います。

*この記事の内容はCubase Pro 8.0の操作・環境に基づいて書かれていますのでご了承ください。

1. プロジェクトのピッチが変、再生速度がおかしい

プロジェクトのサンプリングレートとオーディオインターフェースなどの外部機器の設定があっていないとこのような現象が生じる場合があります。

解決法としては、まずメニューから『プロジェクト』『プロジェクト設定』を開いてサンプリングレートを確認してみます。

2015-09-25_ref_02

私の場合、オーディオインターフェース側で96kHzの24bitに設定しているのですが、上記で表示されているプロジェクトの設定は44.1kHz 24bitのため、オレンジ色になって警告がでています。

2015-09-23_185826sss

オンマウス状態で上記のような文がでるので、オーディオインターフェースかプロジェクトのどちらかの設定にあわせます。

またその他にも2ミックスを96kHz 24bitで書き出して、マスタリング用のプロジェクトで読み込んだ時に同じ現象を経験したことがあり、その時はマスタリング用のプロジェクトの設定が44.1kHz 16bitだったために、オーディオのサンプリングレートと合致していないのが原因でした。

ちなみにこのサンプリングレートの相違による上記の症状は他のDAWでも同じようなことが起きるかと思われます。

2. メディアベイやサウンドブラウザなどの試聴音が出ない

メニューから『デバイス』『VSTコネクション』を開き、スタジオタブからコントロールルームをオフにするだけでOKです。

2015_09_25_b_mini

このコントロールルームというのは主に作業中にのみ適用したい環境を構築したり、複数のスピーカーの出力を切り替えてモニタリングするときなどに使われる機能です。

3. ギターやベースなどにエフェクトが適用されていない

ダイレクトモニタリング機能がオンになっている場合、内部の処理が行われない(=エフェクトが適用されない)ため、この機能をオフにする必要があります。

メニューから『デバイス』『デバイス設定』を開き、お使いのオーディオインターフェースをクリックします。

その後、ダイレクトモニタリングのチェックボックスを外すとエフェクトが適用されるようになります。

2015-09-25_ref_03

このダイレクトモニタリング機能はハードのアンシミュや外部エフェクターなど、DAW側でエフェクトをかけない環境で録音する場合はレイテンシーが低くなるためオンにしておくほうがいい場合もあります。

一方で、プラグインのアンプシミュレーターなどを使っている場合には、オフにしないとエフェクトが適用されないため、結果的にエフェクト処理のされない原音(正確にはI/F入力時の音)が出力されます。

従って、この機能は自身の環境に合わせてオン・オフを切替えて使うのが望ましいかと思います。

ちなみに手動で切り替えるのが面倒な場合は、環境設定のVSTから変更することも可能です。

4. 特定のトラックの音が断続的に出ない・音量が不安定

知らない間にオートメーションの書き込みがオンになっている状態でフェーダーやミュートボタンを操作した可能性があります。

2015_09_5_ref_e_mini

上記のようにWボタンがオンになっていると状態で再生中に操作をすると、その操作を全て記憶してしまいます。

これは結構切り忘れていつのまにかオートメーションを書いてしまうことが多いので、使用したら必ず画像最下段のトラックのように錠マークのボタンを押してロックしておくことをおすすめします。

5. ギターやベースなどが片方からしか音が出ない

ギターやボーカルなどは一般的にモノラルで入力をしますが、設定がステレオ入力になっていると片側からしか音がでません。

Cubaseではデフォルトではステレオ入出力しか設定されていないため、自分でモノラル入力の設定をする必要があります。

まずメニューから『デバイス』『VSTコネクション』を開き、入力タブでバスの追加をクリックします。

その後、表示されたウィンドウで構成をMonoにしてバスを追加します。

2015_09_25_ref_d_mini

すると以下のようにMonoのバスが追加されるため、デバイスポートをお使いのオーディオインターフェースに合わせて設定します。

2015_09_5_ref_f_mini

後は下記のようにトラック側の入力でMono Inを選択すれば完了です。

2015_09_5_ref_g_mini

ちなみに録音した波形を見ればモノラルかステレオかは一目瞭然なので一応確認はしておきましょう。

6. ディレイやリバーヴの効果が途中で途切れる

あまり使わないのですが、Cubaseではオーディオファイルそのものにプラグインエフェクトを適用することができます(『Audio』>『プラグイン』)

この場合、ディレイなどはオーディオファイルの長さを経過すると、ファイルが切れた部分でエフェクトの効果も切れます。

例として下にディレイをかけたクラップ音源を用意しました。

■ディレイをAudioメニューから直接適用させたもの

■オーディオセンドに挿入したもの

直接適用させたものが途中でばっさり切れてしまっているのがわかるかと思います。

通常はトラックのオーディオセンド(又はオーディオインサート)にさすためそこまで問題にはならないと思いますが、どうしてもオーディオに直接適用させたい場合は、Audacityなどのソフトを用いて後ろに無音部分を挿入することで再現することができます。

最後に

今回紹介したもの以外にも、DTMをやっていく中では様々な問題がつきものです。

初歩的なことを見落としていて中々気付かないということも結構あるので、当たり前だと思っている部分を見直してみることも必要ですね。(自分はギターの音がでないと思ったらモニタリングボタンがオフのままだったことがあります 笑)

こういったトラブルの際には、基本的な部分(MIDI信号の流れやDAWの処理の仕組みなど)も合わせて理解しておくと、問題が起きた際にある程度対処できるようになるので、少しずつ覚えていくといいかと思います。

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CASA
作曲経験ほぼゼロの状態から、2015年より著作権フリーBGMの製作に乗り出した駆け出しの作曲家。感性と独学での作曲で生計を立てられるのかを身をもって実践中!ブログ「またたび音楽堂」では、音楽・DTMを軸に自身が興味のあることを幅広く発信しています。 ⇒プロフィール詳細
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